キャリアコンサルタント学習ノート

キャリアコンサルタントの学習記録

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ナラティブ キャリアカウンセリングを読む

ナラティブ・キャリアカウンセリング――「語り」が未来を創る作者: ラリーコクラン,宮城まり子,松野義夫出版社/メーカー: 生産性出版発売日: 2016/10/31メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る予約していた本が今日、届いたのでさっそく…

来年度の試験日程告知

https://www.jcda-careerex.org/information/schedule.html学科5月28日、実技6月3日、4日。

アドラー心理学を実践する

自分と他人は違う。そこから、自他尊重を実感する。一方で、自他の違いに悩む人も当然いる。アドラーが対人関係の悩みを強調するのは、自他の違いが厳然とした事実だからだろう。カウンセラーにとってみれば、そのように考えないとやっていけないという、極…

聴く、看る、わかる

「きく」は、「聞く」「訊く」「聴く」の字が当てられる。「みる」も、「見る」「観る」「看る」。カウンセラーは、「聴く」。そして、「看る」。聴くと看る。ここに共通するのは積極的態度。クライアントに対する共感的理解のために、カウンセラーは聴く、…

ジョハリの窓からカウンセリング関係を考える

「〇〇さんはご出身はどちらですか?」とクライアントがキャリアコンサルタントに質問した場合、どのような応答が考えられるだろうか?要は、よって立つカウンセリングの理論によって具体的な応答の仕方や中身は異なるのだろうと考えるからだが、ときに、「…

河合隼雄の「無意識の構造」

無意識の構造 (中公新書 (481))作者: 河合隼雄出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1977/09/22メディア: 新書購入: 4人 クリック: 41回この商品を含むブログ (40件) を見る 「ユング心理学入門」を読んだのはいつだったか忘れたが、「無意識の構造」と同様…

「セラピスト」を読む

セラピスト (新潮文庫 さ 53-7)作者: 最相葉月出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2016/09/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見るロジャーズは、カウンセリングと心理療法を区別しないという立場をとった。最相さんのこの本を読んでいて、カウンセ…

認知行動療法の学習

認知行動療法は、はからずも、伊藤絵美のいうとおり、トレーニングなんだな。なので、クライアントに技法を身につけてもらうことが眼目にあって、セラピストの役割は、クライアントに適した技法を選択して、提案して、身につけてもらえるようにトレーニング…

基礎編の学習状況

今日、DVDの最後の回を見終わりました。最後は、テストがあったようで、時間はかなり短い。応用編のスケジュールが、以前もらったものと直近の案内で違ったので、確認の連絡を入れ、再度、確定スケジュールを送ってもらいました。応用編が始まるまで間があり…

認知行動療法の実際

「伊藤絵美の認知行動療法入門講義」(公益財団法人矯正協会)の上巻を読みました。上巻は、認知行動療法とは何か、認知行動療法をどのように進めるかが解説されています。伊藤さんの本は、平易な言葉で、実践的な場面を念頭に、語りかけるように書かれてい…

ライフタスクと3つの問題

仕事、交友、愛というライフタスクは、ひとに突きつけられた3つの問題に対しての対処だ。ひとは性をもつ。それは男性、女性いずれかの性であり、それは生物としての人間という宿命である。この問題に対しての愛というタスクを持つ。また、ひとはひとりでは…

サイコセラピーの効果

精神分析によって切り開かれた心理療法は、精神分析に対抗する行動療法が登場して以降、しばらくこの二大潮流により行われてきたが、第二次大戦後、百家争鳴と言われるほどに、数々の心理療法が誕生してきたといわれる。60年代に入り、心理療法の治療効果に…

アドラー心理学の理論

個人の主体性は、責任と一体だ。なので主体性は自立とも言い換えられる。また、自立には自律が伴う。自律、つまりセルフコントロールができてこそ、自立していることになる。「すべては私が決める」とは、そういうことだ。それを前提に、目的論、全体論、社…

アドラーの共同体感覚

自分が自分でいることと社会の一員であることはどのように両立できるのか?あるいは、バランスが取れるのか?アドラーの考えには自他の違いという根本的な前提がある。私は、自分とは個々に異なるライフスタイルを持つ人びとと共に生きている。平木典子は自…

アドラーのライフタスク

アドラーは、ひとの悩みは対人関係によってもたらされることを指摘している。一方、それは裏を返せば、ひとの幸福は対人関係によってもたらされることも示す。アドラーのいうライフタスクは、いずれも、対人関係によるものだ。仕事、交友、愛という3つのラ…

アドラーのライフスタイル

向後先生の本には、ライフスタイル診断のシートがついていて、自分のライフスタイルが確認できるようになっています。以前、やったときは「安楽でいたい」。今やったら、「優秀でありたい」に変わった。受動的から能動的に変化した。四つのライフスタイルに…

アドラーの劣等感

アドラー心理学で、やや混乱を招く言葉に「劣等感」と「劣等コンプレックス」がある。両者の違いは、行動に結びつくのか否か。私は劣等感を感じる。だから努力する。このようなとき、劣等感は行動の原動力となる。私には劣等コンプレックスがある。だからや…

アドラー心理学の全体像

アドラー心理学は、「個人心理学」とも呼ばれている。ただし、この「個人」は元の言葉に戻らないと意味がつたわらないため、よくコメントがつけられる。個人とは、individual、分割できない統一体という意味だと強調される。図の引用は、「コーチングの背景…

あらためてカウンセリングって?

昨年大学のスクーリングでカウンセリングの授業に出たことがきっかけとなり、キャリアコンサルタントの養成講座を受講することを決めて、キャリアやカウンセリングについて学びながら、個人的にいつも頭の中にあったのは、つかこうへいのこと。「熱海殺人事…

基礎編の学習状況

応用編の受講が年明けからということもあり多少時間的な余裕があるのと、サビカスに興味を持ったこと、仕事が立て込んできたことが重なり、DVDの視聴をあと2枚残している。テストの類も未提出。これは応用編が始まってからの提出でもよいらしい。まあ、いい…

アドラー「生きるために大切なこと」を読む

生きるために大切なこと作者: アルフレッドアドラー,Alfred Adler,桜田直美出版社/メーカー: 方丈社発売日: 2016/09/23メディア: 単行本この商品を含むブログを見るサビカスがアドラーの影響を強く受けていることから、アドラーを読みたいと思い、買った。読…