実技面接試験に向けて
今週、来週の土日は、いよいよ、実技面接試験ですね。
試験本番まで、まだまだ時間はあります。
実力を伸ばすためにやれることはまだまだあります。
これは経験者として自信をもってお伝えしたいことです。
【試験前日までにやれること】
・時間がある限りロープレしましょう。
・ふだんの日常会話でも、カウンセリングを意識した応答を心がけましょう。
・逐語録に目を通しましょう。もし、逐語録を作ったことがないひとは、とにかく、作って見ましょう。ロープレでなくても、ふだんの日常会話でもかまいません。自分の応答のクセをつかむことが大事です。
・キャリアコンサルティング技能検定の過去問から仮想で逐語録を作ってみましょう。お題から、自分はどんな言葉でクライエントに話しを促すか?クライエントはどういう言葉を返すのか?想像しながら作ってみましょう。試行錯誤しながら、まずセリフを文字にして見るのです。ときどき、読み返して、会話の流れに違和感はないか?おかしな展開になっていないか?確認しましょう。
・資格ホルダーにロープレをお願いしましょう。クライエント役になってもらい、自分の応答についてアドバイスをもらいましょう。
面接試験は実技です。
やれているか、やれていないかが問われます。
JCDAでも、協議会でも、面接の場面設定は同じはずです。
インテークで、カウンセリングの冒頭15分間。面談途中まで。
だとすると、本来、40分程度で、「自己概念の成長」や「問題解決」を行う前提で、冒頭15分、この時間で何ができるか?初めて会ったひとをクライエントとして。
そう考えると、試験でやることは自ずと優先順位が見えてくるのではないでしょうか?
クライエントがなぜ相談したいと思ったのか、その動機をつかむこと。
15分でやることは、その一点です。
そのためには、クライエントの話をしっかり聴くこと。
そのために、クライエントに存分に話していただくこと。
存分に話してもらうためには、
クライエントに好意的関心をもってかかわること、
クライエントの話ではなく、そのひとそのものに注目すること、
話か広がり深まるように、うなづきや伝え返しなどで、語りをサポートすること。
それだけで、15分はあっという間に過ぎてしまいます。
私の場合も、あっという間でした。
本来、自己概念の成長や問題解決は40分かけてやるものです。15分で経験代謝の意味の出現やシェロスバーグの4Sで方策を練るなんてことはできることではないし、むしろ、やってしまうのはマズいのです。
ちゃんとクライエントの話を聴けてるのか、考え直す必要があります。
そう考えると、実は、キャリアコンサルタントの実技面接試験でやることは、シンプルに傾聴するということに尽きます。
傾聴ができていないと、どれほど口頭試問で素晴らしい答えを返しても意味がありません。