面談スキルを高めるには…?
正直に言うと、キャリアコンサルタントの養成講習での面接指導やロープレだけでは、本試験でどう対応すれば良いか、途方に暮れていました。
私の場合、偶然にもGoogle検索で見つかったスカイプ先生の指導があって、なんとか、実技試験を受けることができたと感じています。
それは、絶対合格する自信ができたというものではありません。
むしろ、面談に対しての基本的な態度に気づかせてもらったというところが大きいのです。
特に、受容、共感、一致、その大切さに気づくことができたのは、スカイプ先生のおかげです。
面談スキルはまだまだ伸ばしていきたいし、極めていきたいと思います。
で、試験が終わって、解決志向アプローチとともに、興味をもっているのが動機づけ面接法です。
動機づけ面接法でも、クライエント中心アプローチと同じく、「伝え返し」を重要な基本スキルとしています。ただ、それだけでなく、多数の臨床例に基づき組み上げられた体系があり、医療現場を中心とした実践からフィードバックされてきた知恵が積み上げられています。
面談スキルを伸ばしていきたいという目的で、非常に勉強になるのが、次の本です。

- 作者: デイビッド・B・ローゼングレン,原井宏明,岡嶋美代,山田英治,望月美智子
- 出版社/メーカー: 星和書店
- 発売日: 2013/11/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
体系的にスキルの説明に終わらず、そのスキルが逐語でどのように使われているかが、その効果と合わせて示されているので、非常にわかりやすい。
また、エクササイズによって、自分の理解を確認することができます。
動機づけ面接法は、キャリアコンサルタントの教科書にも載っていないことが多く、私もこれまであまり関心をもたないできましたが、キャリアカウンセリングとの共通点は傾聴だけではなく、面談の進め方や質問や情報提供などの他のスキルでも役に立つことが多いと思います。
ただ、この本が非常に役に立つとは感じますが、本質は、この本を使った勉強会などに参加するともっとためになるんだろうと考えています。