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キャリアコンサルタント学習ノート

キャリアコンサルタントの学習記録

経験代謝とアドラー心理学

週明けの修了試験を控え、ノートの振り返りをやっています。

好意的関心をもってかかわることで、クライエントの経験の再現を促し、自問自答による自己理解、意味の発見という作業により、自己概念に気づいていただく。この自己概念を新たな軸にしてクライエントが意味の実現に向け行動するのを支援する。

経験代謝は、このようなプロセスで進んでいくのですが、このプロセス上現れる自己概念には、過去の経験を受け入れた自己だけではなく、自己理想も現れると考えられます。そのように考えた方が、クライエントの行動変容が説明つきやすいと思います。

そして、そのように考えたときに援用されるのがアドラー心理学でしょう。

アドラー心理学には、自己概念と自己理想とのギャップから劣等感が生まれ、それをうめるため補償しようとすると説明されます。ギャップは、ここでは劣等感ですが、行動への原動力となるんですね。

さらに、アドラー心理学ではそうした行動にも説明しています。キャリアコンサルティングのプロセス全体を下支えする理論にもなると思います。


それは無理やりではなく、アドラー心理学は現代の幅広い領域に影響を与える理論と実践であり、かなり包括的な理論体系だからこそ、その応用範囲も広いことが確認できます。


逐語録を検討した

今日の講習で、先日作った逐語録を受講生同士で検討するワークを行った。

自分でもあまり出来は良くないと感じていたため、最初に検討してもらうことにした。

一通り、ケースを紹介し、自分が作った逐語録を、間に、説明を加えながら読み流す。そのあと、フィードバックをもらうはずが、声が上がらない。

心配してTAが駆け寄ったくらい、発話がない。

そこまで、おかしいか?と思ったが、やっと、「内容が難しい」と声が出た。

内容は、職務変更があり自分の苦手とする仕事を今後やらないといけなくなったという男の話なのではあるが。

なんだろ、確かに、その組織の中だからこそわかることも含まれているような気はする。こちらが歳食ってるので、遠慮したのかな?


他の受講生の逐語録も見せてもらった。

人それぞれにクセはあるなあ。


他のグループの声がちょこちょこ聞こえてくるが、コンサルタントのかかわり方というよりも面談の内容を議論する声も聞こえてきた。趣旨が違ってるグループもあるなあ。


見せてもらって気になるところははっきりそう言ったし、いいなあと感じたところは素直にそう言った。

たまたまかもしれないが、自分の価値観がはっきりと出ている方が2人いて、それははっきり指摘した。2人とも面談の冒頭を文字起こししたという点も共通していた。

対照的に、クライエントが自己理解を深めていると感じた逐語にも出会えた。


自分の価値観が出てくる逐語は、コンサルタントとクライエントの対立の構図が見える。質問が続く逐語は詰問している印象を受ける。

一つ一つの応答を見ると、うまく要約しているなあ、とか、言いかえているなあと思うのだが、対立構図が見えると、発話の流れが見えてこない。ぶつぶつと分断されている。


これまでも何回逐語録のサンプルは見てきたが、そこには発話の流れがあった。クライエントの言葉とコンサルタントの言葉がつながり、ストーリーラインを作り出していた。


そうした発話の流れは、どのようにすれば現れるのだろうか?


何が何でもハッピーエンド

キャリアコンサルタントとしての自分のこだわりを言葉にすると、これかなあ、やっぱり。

つかこうへいの言葉だけど、これでないと、キャリアコンサルティングは意味がない。

カウンセリングでの注意事項

クライエントとの面談で、自分なりに注意点をメモしておきます。


1.先入観、思い込みで接してはいけない。


「実は、、、」とクライエントが冒頭話す二言三言で、ああそれねと決め込んでしまうと、その決め込んだ中での応答に限定され、コンサルタントが聞きたいことに集中してしまうことになる。これでは、結局、クライエントは自分が話したいことを話せない。クライエントの自己理解は深まらないどころか、コンサルタントはクライエントを理解したと勘違いしてしまうことにもつながる。

結果、ほんとうの問題解決に至らないのはもちろん、信頼関係すら構築されない。


2.やたらと質問しない

これは上記とも関連することだが、コンサルタントが自分の思い込みを確認するため、質問に質問を重ねていくパターン。また、クライエントの話が続かないため、間が持たないことに耐えられず、矢継ぎ早に質問してしまうパターン。何れにしても、コンサルタント主導でカウンセリングが進められてしまうため、クライエントが置き去りにされてしまう。


これら二点は、要は傾聴ができていないということだと思います。

あなたはあなた、わたしはわたしという前提のなかで、心理的接触によりどれくらい通じ合えるのかは、コンサルタントのクライエントへのかかわり方にかかっている。

そのかかわり方は、クライエントへの好意的関心を核に、それが行動として表現され、コンサルタントが自分に対して好意的関心をもっているとクライエントに理解される必要がある。

また、コンサルタントが励ましや言い換え、要約、質問といった技法によって、クライエントの自己探索を促していくことで、クライエントは自己理解を深めていくことができる。

傾聴はこのようなクライエントの自己理解を促していくための技法である。

コンサルタントがクライエントを理解すること以上に、クライエントがクライエント自身を理解することのほうが大事なことだと思います。クライエントがそこで理解したこと、気づいたこと、発見したことをことばにして語っていただくこと、そこで語っていただく内容こそ、コンサルタントが知りたいことなのだと思います。そして、それが後に続くコンサルティングのベースになります。

ただ、往々にして、コンサルタントがクライエントを理解することに意を注ぐばかりに、コンサルタント自身の先入観や思い込み、さらには価値観や信念、常識などが働き、そこにクライエントを当てはめてしまうことが起こります。そして、これを避けるのはかなり難易度が高いことです。なぜなら、それらはコンサルタントが今まで培ってきた知識であり、そのように対処してきた態度であるからです。自動スキーマが働くのです。なので、コンサルタントは最低でも自分がどのようなスキーマを持っているのかの自覚が必要です。このように考えてしまう、このような行動をしてしまう、このように感じてしまう自分をコンサルタントは認識しておく必要があります。

つまりはコンサルタント自身が自己理解をすすめておくことです。そのための方法の一つが教育分析です。あるいはセルフモニタリングも役立ちます。キャリアコンサルタント養成講習でやるジョブカード作成やライフラインチャートなんかもそうだと思います。アドラーのいう意味での自分のライフスタイルを知ることも有用だと思います。


コンサルタントは自分の自己理解の範囲でしかクライエントを理解できない、とは今通っている養成講習の講師がよく口にする言葉ですが、その通りだと思います。なので、コンサルタントは自身の自己理解を絶えず拡げていくことが必要です。これはある意味、未知の自分に開かれていることだと思います。

自己の過去の経験だけに縛られず、新たに経験するなかで、新たな自分を見出していく。

カウンセリングの場も、コンサルタント自身にとってはそのような新たな経験の場ではないかと感じます。

クライエントの経験はコンサルタントにとっては未知の経験であり、クライエントの語りをあたかも自分の経験であるかのように受けとめようとするなら、それはコンサルタントにとっても新たな自分との出会いであると考えられます。そうして初めて、コンサルタントはクライエントの抱える問題に関わることができるのだと思います。


何より謙虚であろうとすることがコンサルタントには必要なのです。



JCDAか?それとも協議会か?

キャリアコンサルタントの各試験機関から次回の受験案内がアップされています。

キャリア開発協会(JCDA)は今週木曜日から、キャリアコンサルタント協議会は来週月曜日から、受験申請の受付開始です。

私が通っている養成機関からは受験に必要な書面は追って配付されるものと思いますが、さて、どちらで受験するのが良いのか、迷うところです。

JCDA系統の養成機関であれば、JCDAで受験するのが順当ではないかと考えていたのですが、すでに公表されている第1回、第2回の試験結果を確認しておくことにしました。

細かい数値は、各機関のホームページに掲載されていますので、割愛します。

(参考)

 キャリアコンサルタント協議会 合格発表|CC協議会 キャリアコンサルタント試験

 キャリア開発協会


キャリアコンサルタント試験は、学科、実技に分かれそれぞれ個別に受験することができます。そのため、学科、実技に分けて、試験結果が掲載されています。

両者を比較すると、受験者数は、第1回、第2回ともキャリア開発協会の方が多く、第2回ではキャリアコンサルタント協議会の受験者数 学科662名、実技804名に対し、キャリア開発協会は学科1248名、実技1569名とほぼ倍近く差があります。合格率はキャリアコンサルタント協議会は学科77.2%、実技74.3%に対し、キャリア開発協会は学科74.8%、実技59.4%となっています。

受験者数が増えれば合格率が下がるのは、まあまあうなづけることだと思います。

学科はどちらの機関でも同一問題が出題されるので、合格率の差は受験者数の違いということで説明がつけられそうな感じです。

一方、実技の方は受験者数だけでは説明できないように思えます。平均点でもキャリア開発協会の方がキャリアコンサルタント協議会よりも低いことも気になります。実技は論述、面接ともそれぞれの機関で問題形式に違いがあります。また、面接の合格基準では、キャリア開発協会は「主訴・問題の把握」「具体的展開」「傾聴」のいずれも40%以上、キャリアコンサルタント協議会では「態度」「展開」「自己評価」のいずれも40%以上と記されています。

ちなみに、受験資格別で「養成講習修了者」だけで実技の合格率を見ると、キャリア開発協会は63%(受験者880名中、557名合格)となり上記よりは上がります。キャリアコンサルタント協議会では76%(384名中293名合格)には及びませんが、しかし、ここでも受験者数は2倍の差があります。

 

このように見てくると、どうやら、両機関の合格率の差は受験者数の違いに大きく影響されているようだと思えます。

さて、受験資格別には「技能検定の片方合格者」があり、ここでは、キャリア開発協会は受験者31名中13名合格、キャリアコンサルタント協議会は受験者97名中79名合格、受験者数が逆転します。かつ、合格率も大きく違います。技能検定受験経験者については、キャリアコンサルタント協議会の方が有利であると言えそうです。一方、養成講習修了者では、どちらが有利とも一概には言えません。

結論として、やはり、現在学んでいる養成講習と近い機関を選択するのが試験対策上良いのではないかと感じます。

1点気になるのは、第4回の実技面接の日程です。学科・論述は、どちらも5月28日なのですが、実技面接は、キャリア開発協会が6月3日、4日なのに、キャリアコンサルタント協議会は6月10日、11日と時間的に余裕があるのです。1週間の差をどのように評価するかが鍵になるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

初めて逐語録を作って見た

講習の提出課題のため、先週、会社の後輩をつかまえ、録音したのを、今日の午前中、文字起こしを行なった。面談45分中、任意の箇所を約5分間、文字にしていくのですが、これが、約2時間近くかかりました。こんなにかかるとは・・・・・・

雑音が混じったり、聞き取りにくい箇所もあり、何回も同じ箇所を繰り返し聞き、文字にしていたので時間がかかったと思います。

録音には、スマホのアプリを使ったのですが、このアプリ、本当なら録音内容をテキストに変換する機能があるのですが、ノイズが多すぎて処理できなかったのです。

割と静かめの喫茶店を選んだつもりだったんですが、BGMや人の声が入り乱れてしまい、認識してほしい音声を認識できなかったようです。

今回、逐語にして見て、会社の同僚へのキャリアコンサルティングは難しいなあと感じました。

企業文化や組織内の慣習、ルール、人脈など、色々と共有している文脈が多いと、なかなか謙虚に聴く姿勢でいることが難しい。

クライエントの話すことも「ああ、あのことね」と済ませてしまうこともある。だけど、その場でなかなか気づくことが難しいんですね、コンサルタントにとっては。逐語にして見て初めて、「あれ?」と気づくのです。おそらく、このような応答は出会ったばかりの人とはしないと思われるような箇所が何箇所もある。

企業内でキャリアコンサルタントをやるとなると、この点、注意する必要があるんじゃないかと思われる。「うちの会社ではこうだから」という組織内の常識を当てはめるだけになってしまうような、そんな気がする。

 

応用実習もそろそろ大詰め

キャリアコンサルタントの応用実習も、あと5回。4月からは学科対策、実技論述対策と続き、試験に向けてのギアチェンジでしょうか。第4回試験の案内もすでにされていますが、受験申請は4月ですね。申請に必要な受講証明も4月でしょうし。でも、受験料、高いな。


月内のヤマ場は、逐語と修了試験。

なんとか乗り切っていきます。