Boaに学ぶカウンセリング
LISTEN TO MY HEART.
LOOKING FOR YOUR DREAM.
時を超えるたびに気づくね
心は果てしなくて
カウンセリングって、こういうことじゃないだろうか? とふっと日常のなかにあったりします。
ひとそれぞれだとは思いますが、わたしにとって、そのひとつがBoa。
上に書いた歌詞の一節は、まさにカウンセラーのクライエントと対話しているときの働きを表現していると思います。
クライエントと対面しているとき、カウンセラーはクライエントに対していろんな気持ちや考えが浮かんでくることでしょう。寄り添う気持ちの一方、違和感も起こるでしょう。ただ、相反する考えや気持ちがわき起こっても、そこにクライエントの希望、可能性を探ろうとするのがカウンセラーだと考えます。
クライエントも同じように、カウンセラーと対面している間、様々なことを感じ、思い浮かべています。この人はわたしのはなしを理解してくれているのか? やっぱり、カウンセリングなんかあてにならんなぁ、とか。
CHECK IT UP CHECK IT CHECK IT UP
JUST WANNA GET YOUR LOVE
CAN'T YOU IMAGINE IT?
互いにそれぞれの思いや気持ちを抱えながら対面している中で、気持ちがつたわるのはどのように起きるのでしょうか?
この人は今こんなはなしをしている、それってどういうことなんだろう?なんでこんなこというんだろう? 今いったのはこういうことなんだろうか?
クライエントの言ったことばを伝え返す、それが CHECK IT UP というのとではないのだろうか?
CHECK IT UPをクライエントは求めているし、想像できる?とカウンセラーに問いかけているのです。
クライエントからの求めや問いかけに応え続けていくことで気持ちがつたわり、温かい場所にたどりつくことができる。それを奇蹟とも呼ぶこともあるでしょう。
そう考えると、2人の間には少なくとも、3つのサイクルがありそうです。
ひとつはことばとことばのやりとり。
ふたつめは、クライエント、カウンセラーそれぞれで、相手や相手のことばを受け止めることで動きだすこころの動き。
みっつめは、お互いのこころの動きが生みだす相手への気持ちがつたわるサイクル。