養成講座、試験対策講座の選び方
キャリアコンサルタントを目指そうとする際、実務経験受験する人以外は、まず養成講座を受講することになります。
この養成講座は、決して金額の安いものではありません。また、そうそう乗り換えるわけにもいかないので慎重に選んでおきたいものです。
この養成講座は建前上、厚労省指定という肩書きがつくので標準的なカリキュラムに則った形になります。ただ、使われる教材は養成講座によって違います。
私が選んだ養成講座はJCDAのCDA養成を永くやってきた、そこでの合格率に高い実績がありました。
そして、JCDAが試験機関であることもあって、試験対策も有利だと聞いたからです。
説明会に参加しその話を鵜呑みにして決めました。
他の講座も資料は取り寄せましたが、試験に有利という点で、話を聞きに行くことはしませんでした。
今では、やはり、話は聞いておくべきだったと感じます。
実際に受験して、有利な点は何もありませんでした。
学科は、今回、たくさんボロボロ落ちている人がいて、私自身、ギリギリでした。
この養成講座は、学科対策と直前模試がセットでした。学科対策は出題傾向は外しているし、直前模試では合格に達していたひとが今回軒並み落ちているのです。
また、オプションで参加した面接対策でも、具体的な試験に向けてのアドバイスはほぼありませんでした。
養成講座と試験対策はセットになっていることが多いため、養成講座を受けた人は同じスクールで試験対策を行うことが多いと思います。
確かに、養成講座は試験対策講座とは違うのです。ただ、養成講座はそうはいっても、キャリアコンサルタントを養成するためのものなのですから、しっかりと知識やスキルを身につけられるところを選ぶ必要があります。
そのためには、やはり、情報収集は欠かせません。必ず、比較検討は、資料だけではなく、説明会にも参加して行いましょう。何なら、実際に指導していただく講師と会ってみたいというのもありです。
私の場合、養成講座だけでは傾聴スキルは身につきませんでした。ただ、感覚的に、できているときとできないときの差が大きいと感じていたレベルです。
そのため、別に指導していただける方を探し、その方のおかげで、何とか合格までたどり着きました。
もしかしたら、養成講座選びによって、別の期間で受講していれば、そのような手間は必要なかったかもしれません。
もちろん、指導いただいた方との出会いは非常に大きいので、たらねばの話でしかないのですが。
そう考えると、しっかり指導してもらえるひとがいれば、講座はどこでも構わない、ということかもしれませんね。
また、そういう方は、なかなか身近にいることも少ないと思います。
であれば、養成講座選びはきちんと、慎重に選びたいですね。
キャリアコンサルタントをテーマにしているため、このブログでも広告が出てきますが、勝手にでてくるものなので、私が書いている記事とは何の関係もありません。念のため。