キャリアコンサルタント学習ノート

キャリアコンサルタントの学習記録

修了試験終わりました。

修了試験終わりました。

6分間のロープレ。

インテークの冒頭と中間試験と変わらず。

前回よりも早めの順番にしました。

私のケースは契約社員、32歳。契約が残っているが辞めようと思っているというのが来談目的。

総務部に配属されているが、派遣社員とアルバイトの管理を任されていて、それを重荷に感じている。バックアップしてくれるひとも周りにはいないため、非常に孤独ななか仕事をしている。

とても重たい仕事を契約社員の自分1人でやらないといけない。そこにクライエントの主訴がありそう。

6分間ではそこまでであったが続けていれば、さらに、契約社員の自分にそこまでやらせる会社への思いや上司との関係、さらにメンタル面の状態などを質問していたと思います。

 

こういう機会は、クラスの方たちのロープレも観察でき、色々な材料を得られます。

 

前回の試験では自分の価値観が出てしまうという課題を見つけました。

今回は、クライエントが発する言葉を鵜呑みにしてしまう罠を感じました。

事前に平木先生を読み返したことが頭にあったからかもしれません。クライエントの言葉はクライエントが意味づけしているものであって、カウンセラーがその言葉を聞き、思い浮かべる意味とは必ずしも一致しないと指摘しています。そういう観点から、今回、他の方のロープレを見ていて、この言葉の意味は確認した方が良いと何回か感じました。クライエントはこの言葉をどういう意味で使っているのか。将来開業を夢に持つ人が使うサラリーマンとは具体的に何を意味するのかは確認する必要があるはず。

クライエントの表現ではなく意味を伝え返す。クライエントが意味することをそのまま返す。そのためにはカウンセラーはクライエントの表現が意味するものを正確に理解している必要があります。ただし、そこに注意すべき罠が隠れています。

「家を描いてください」といえば、誰も屋根があり、壁があり、窓がありと描くのでしょうが、屋根、壁、窓の形や色は人それぞれ違うでしょう。意味とイメージの違いといった方がわかりやすいのかもしれません。クライエントの言葉を鵜呑みにするとは、そのイメージの違いを無視してしまうことだと思います。それでは、クライエントの世界を理解することにはならず、結果、カウンセラーの世界にクライエントを引き込もうとすることにしかならないと考えられます。

クライエントを共感的に理解するとは、イメージの違いを認識することであり、クライエントが描くママ、カウンセラーが受け止めることだと思うのです。

なので、カウンセラーは、「サラリーマンと言われましたが、具体的にそれはあなたにとってどのような意味なのでしょうか?」とクライエントに確認する必要があると思います。

冒頭書いた私の今回のケースでは、「管理するのが大変だと言われましたが、それは具体的にどんな仕事なのでしょうか?」と確認すればよかったと今思いつきました。