キャリアコンサルタント学習ノート

キャリアコンサルタントの学習記録

心理アセスメント

大学のスクーリングで、心理アセスメントの授業を受けました。

発達検査、性格テスト、バウムテスト、ロールシャッハテストなど、全部で20くらいのテストの紹介とその代表的な心理テストの演習です。

 

キャリアコンサルタント講習でもアセスメントはやるんですが、職業適性検査、職業興味検査などに限定されているはずで、そもそもアセスメントとはなんだという、広く一般的な心理アセスメントの知識は、大学とかでないと機会はないはず。ただ、ひとつひとつのテストの詳細までは大学では踏み込まないので、実際、あるテストを使いこなすには、そのテストのトレーニングが必要になります。なので、大学で授業を受けてから、といって、明日からこのテストをやっていいというわけではないんですね。ただ、心理アセスメントとはどういうものかという、イメージはつかめる。質問紙検査や投影法検査、知能や発達検査をまとめてやるので、ここの検査の特徴が比較しながら理解できる。


テストバッテリーって大事だなと感じました。質問紙検査、投影法それぞれ、長所短所があって、それを相互補完しあえる、という点。質問紙検査は客観的なんだけど表面的になりやすい。投影法だとひとの深い心理まで出やすい。また、質問紙検査は客観的なだけに誰がやっても同じ結果が出やすい。投影法は解釈の結果がテストするひとによってブレる。

キャリアコンサルタントだと職業興味検査は質問紙検査、サビカスなどのキャリアインタビューは投影法にあたると思いますが、キャリアインタビューは、コンサルタントによって、結構、差が出やすいんだろうなと思う。


あと、アセスメントは、やはり、カウンセリングの過程のひとつで、インテークから終結に至るプロセス全体に位置づけて理解しないと、個々のテストだけ理解してもあまり意味ないんだろうなと思いました。その意味で、授業のなかで、事例を取り上げてもらったのは非常に勉強になった。内容は、発達障害統合失調症など、臨床心理分野でしたが。

テストバッテリーも個々のクライエントに合わせて、カウンセラーが組んでいくのが正しいと大学で教わりました。そのとおりだと思う。なので、カウンセラーはやはり、いくつかのアセスメントを習熟しとく必要がある。


臨床心理の場合、発達、発達障害精神疾患の知識を持ってることは不可欠なんでしょうね。だからアセスメントもできる、ということなんだろうと思った。


キャリアアセスメントも、キャリアについての理論や知識がないと、十分なアセスメントはできないだろうし。