
精神分析も来談者中心療法も、クライエントの理解が治療に結びつくという点で1つにグルーピングすることができる。ただし、そのアプローチは、ぜんぜん違うよね、という確認。
精神分析は原因を探ろうとする。
来談者中心療法は、今、クライエントが感じていることをはっきりとさせようと試みる。
クライエントが、過去の出来事を語っている。その内容を掘り下げていくというよりは、それを今語っているクライエントに焦点をあてる。
共感とは、あたかもクライエントが感じているようにカウンセラーも感じること、と説明されるが、クライエントの語りの中にいるクライエントではなく、語り手としてのクライエントへの共感だろう。