キャリアコンサルタント学習ノート

キャリアコンサルタントの学習記録

問題の出現と援助開始のプロセス

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パーソナリティ心理学で、パーソナリティの形成は、遺伝と環境が相互に影響していると学んだ。


カウンセリングにおける問題出現にも、この2つを素因として考慮しておいた方が良い。


カウンセリングの場面では、平木の本から手書きした図を右から左へ辿っていくことになる。

クライエントは、カウンセラーを訪れる前に、なにかしらの対処をしているはずである。本人ではなくても、家族など周囲が何らかの手当てを試みたはずである。

問題は、何かしらの出来事をきっかけとなり起こったはずだが、そのきっかけはきっかけにすぎず、それまでのクライエントの経験から問題は生じているはずだ。

その経験を形成しているのが、遺伝と環境という2つの素因である。この2つの素因が問題の準備因子を組成する。


この図は、クライエントの来談のいきさつについての仮説を立てるフォーマットとして使用することができる。