キャリアコンサルタント学習ノート

キャリアコンサルタントの学習記録

2016-01-01から1年間の記事一覧

基礎編の学習状況

応用編の受講が年明けからということもあり多少時間的な余裕があるのと、サビカスに興味を持ったこと、仕事が立て込んできたことが重なり、DVDの視聴をあと2枚残している。テストの類も未提出。これは応用編が始まってからの提出でもよいらしい。まあ、いい…

アドラー「生きるために大切なこと」を読む

生きるために大切なこと作者: アルフレッドアドラー,Alfred Adler,桜田直美出版社/メーカー: 方丈社発売日: 2016/09/23メディア: 単行本この商品を含むブログを見るサビカスがアドラーの影響を強く受けていることから、アドラーを読みたいと思い、買った。読…

ライフデザインアプローチ

サビカス キャリア・カウンセリング理論作者: マーク・L・サビカス,日本キャリア開発研究センター,乙須敏紀出版社/メーカー: 福村出版発売日: 2015/07/02メディア: 単行本この商品を含むブログを見る サビカス、よみすすめてますよ。マニュアルは読み終わり…

キャリアカウンセリングからアドラーへ

社会構成主義キャリア・カウンセリングの理論と実践作者: 渡部昌平,下村英雄,新目真紀,五十嵐敦,榧野潤,高橋浩,宗方比佐子出版社/メーカー: 福村出版発売日: 2015/07/09メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 榧野は、サビカスのキャリア構成インタビ…

サビカスによるキャリア支援の整理

サビカス理論の背景には、グローバル化、情報技術の進展によるキャリアのありようの変化がある。会社は個人のキャリアを保障しなくなり、キャリアをどのように発達させていくかは個人の責任に委ねられるようになった。このような変化を踏まえ、サビカスはキ…

サビカスのライフデザイン・カウンセリング・マニュアル

買った。新刊。見た目、小冊子のような感じではある。内容は、先に訳されたものと変わりはないが、監訳者の水野氏がまとめられているサビカス理論のポイントはとても理解に役に立つ。グローバル化や情報技術の進化といった、ここ20年くらいの産業変化がサビ…

サビカスのキャリアカウンセリング理論

やっと読み始めました。なかなか難解だ。サビカス キャリア・カウンセリング理論作者: マーク・L・サビカス,日本キャリア開発研究センター,乙須敏紀出版社/メーカー: 福村出版発売日: 2015/07/02メディア: 単行本この商品を含むブログを見る

コンボイモデル

コンボイモデルは、カーンとアントヌッチが提唱した、社会的支援ネットワークのことであり、ひとが生きていくのに、どのような人びととの社会的関係をもち、社会的支援を交換しながら生きているのかを表すものである。ここでは、それぞれの関係性が、役割と…

2つのかかわり方とその変化

平木先生は、システム論を踏まえ、サイバネティクスの考えを取り入れ、2つの変化を意図したかかわり方を区別している。1つは、症状や問題の解消によって、今生じているシステムの不安定な状態を安定な状態へ移行させようとするかかわり方。元の状態に回復…

クライエントのポテンシャルを引き出すこと

平木先生のカウンセリングについての考えが集約されているように感じる。一度読み通したことはあるが、今、あらためて読んでみると、感じ取る箇所が多い。新版 カウンセリングの話 (朝日選書)作者: 平木典子出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2004/01/12メ…

カウンセリング入門終わりました。

計4回の入門講座が、昨日で終了しました。年明けからの実習までは、基礎編のDVDを見るのと自学自習。ご一緒した皆さんとは、しばらくのお別れ。

システム論的アプローチ

平木[1997]では、統合的、折衷的の説明がある。そのポイントは、つぎの3つ。生態、歴史的、空間的。システム論には、循環的因果律という考え方がある。この考え方、東アジア的だと感じる。クライエントの行動の変化は、感情や認知を変えるだけにとどまら…

本谷有希子のぬるい毒

ぬるい毒 (新潮文庫)作者: 本谷有希子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/02/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (6件) を見る『腑抜けども』、『自分を好きになる方法』を読んで感じていた言葉を作者自身が書きつけているのを見ると、思わずそうだよね…

TAについて

ゲシュタルト療法について

ゲシュタルト心理学は、部分の総和は全体ではないと考える。あるいは、全体は部分の総和以上だと考える。この考え方は、特性因子論の考え方と対立するものだろう。それと合わせて、重要だと思うのは、ルビンのツボに象徴されるような、意味を一義的には決め…

論理療法について

来談者中心療法について

精神分析も来談者中心療法も、クライエントの理解が治療に結びつくという点で1つにグルーピングすることができる。ただし、そのアプローチは、ぜんぜん違うよね、という確認。精神分析は原因を探ろうとする。来談者中心療法は、今、クライエントが感じてい…

特性因子論について

精神分析について

カウンセリング入門 3回目

基礎編のテキストを読みつつ、DVDでの授業風景も視聴しながら、カウンセリング入門という講座に参加して、今回で3回目。毎週、新宿に通うのも、次回が最後。ロジャーズの受容、共感、一致を確認した後は、マイクロカウンセリングのかかわり技法を応答やロー…

問題の出現と援助開始のプロセス

パーソナリティ心理学で、パーソナリティの形成は、遺伝と環境が相互に影響していると学んだ。カウンセリングにおける問題出現にも、この2つを素因として考慮しておいた方が良い。カウンセリングの場面では、平木の本から手書きした図を右から左へ辿ってい…

カウンセリングの理論

数あるカウンセリングに関する理論をざっくり分ける枠組みとして、クライエントの理解に重点を置くのか、問題の解決に重点を置くのかで分けることはできる。前者をアセスメントのための理論、後者を介入のための理論と呼んでおく。アセスメント理論には、・…

カウンセリングでは、いったい何が起こっているのか

心理学はこころを対象とする科学だと言われる。そこに、心理学が抱える難題が存在する。つまり、対象を直接取り扱えないという厄介な問題である。心理学の歴史は、それでもこの問題に真摯に向き合うことで、科学としての体系的な方法を作り出してきた。心理…

カウンセリングの起源

カウンセリングは、20世紀初頭に、3つの運動に影響され生まれた。そして、職業指導も、教育測定も、そして精神衛生も、時代が生んだ。戦争、産業発展、都市化など、20世紀を特徴づけるキーワードは数多ある。渡辺美枝子もいうように、カウンセリングを産ん…

カウンセラーの自己理解

カウンセラーの学習をしていくにあたり、忘れないようにしたい。出典は、平木典子、カウンセリングの話。カウンセリングの学習方法として、みずからもカウンセリングを受けることが指摘されている。それは、カウンセラーがこころに葛藤を抱えていると、クラ…

カウンセリングの人間観

ゼリグマンは、これまでの心理学は疾患の治療に専念してきたと指摘し、これからの心理学はひとの強みや成長の側面にアプローチしていくべきだと、ポジティブ心理学を提唱した。ポジティブ心理学の系譜は、心理学のなかでも、マズロー、マクレガー、ロジャー…

カウンセリングの目標

カウンセリングとサイコセラピーを区別しないとする立場とは、どういう立場だろう?カウンセリングが、クライエントの行動変容と成長促進を目標とする、というのは理解できる。そして、広義のカウンセリングはコンサルテーション、ケースワーク、ガイダンス…

カウンセリングのプロセスにおける3つの意味

ロジャーズの受容と共感、一致の難しさは、とどのつまり、他者との違いをどう考え、どういう態度をとるのかに由来する、ように思われる。平木典子はアサーションについて、『自他尊重の自己表現』と説明しているが、カウンセリングにもあてはまるものだと考…

アサーションとカウンセリング

カウンセリングの練習

先週、今週とカウンセリングの練習をしています。入門編といった内容ではありますが、クライエントの発言に対する応答、設定の中でのロープレなど、割と楽しいです。ロープレの楽しさは、未来大学のスクーリングでも体験済み。受講生同士の仮想的な面談のな…