キャリアコンサルタント学習ノート

キャリアコンサルタントの学習記録

JCDAのピアトレーニング

先週末、JCDAのピアトレーニングに参加してきました。

経験代謝のロープレを行う場として、ほぼ毎月開催されています。私は今回で2回目の参加になります。

資格を取ったあと、なかなか、トレーニングの場を他では見つけにくいため、こういった場への参加は貴重です。

CDA資格の更新にはポイントを稼がないといけないため、参加には更新のためという目的もありますけど。


ちなみに、キャリアコンサルタントとCDAの資格更新にはそれぞれに更新要件を満たす必要があります。ときに、JCDAの研修の中にはCDAだけでなく、キャリアコンサルタントの更新ポイントにもつながるものがあるにはあるのですが、今回参加したピアトレーニングはキャリアコンサルタントの更新ポイントにはなりません。


今回、ロープレをやっていて、あらためて、経験代謝アドラー心理学に近いなあと感じました。

ピアトレーニングには、ピアファシリテーターの方が一人つき、その方から最初、経験代謝の説明をしていただくのですが、今回、事例として、ファシリテーターご自身のエピソードが話されました。

同僚の退職をきっかけに、やりたくない仕事をやるはめになったというお話で、CDAの問いかけにより経験代謝からご自身の仕事に求める意味を見つけたというストーリーでした。

そのお話を聞いていて、そこで見いだされた意味って、その方のライフスタイルではないかと感じたのです。

CDAの問いかけにより、やりたい仕事、やりたくない仕事について応答を重ねるうちに、ご自身が仕事に求めるこだわりが現れてきた。こだわり、価値観と言われていましたが、それはその人の生き方ではないかと思ったのです。

おそらく、その人の他のエピソードをお聞きすると、より、その人の生き方が鮮明に見えてくるのではないか。

こうした回想を重ねながら、見えてくるこだわりや価値観、意味は、その人の人生の選択に関わり、その人の生き方を左右してきたと推測できます。

こうしたプロセスを経験代謝では、経験の再現、意味の出現、意味の実現というプロセスでまとめています。そのプロセスは、アドラー心理学のライフスタイル分析に近いし、同じことが経験代謝アドラー心理学では起きているように思います。

経験をどう捉えているのかはひとそれぞれ、という考え方は経験代謝にもアドラー心理学にも共通しています。

アドラー心理学を学ぶことで、キャリアカウンセリングにより幅や奥行きが広がるように思います。