キャリアコンサルタント学習ノート

キャリアコンサルタントの学習記録

キャリアコンサルタント試験対策 まとめ (1)学科

今回受験の体験から試験対策をまとめておきます。最初は学科から。


学科は養成講座の理論学習がベースになります。とにかく、そのベースを確実に固めましょう。土台がぐらついていると、知識は広がりませんし、応用も効きません。逆に、土台がしっかりしていると、対策も立てやすいですから、当たり前のことですが。

養成講座の理論学習をしっかりやるだけでも、そこそこな点数は取れるはずです。この「そこそこ」が合格に達するレベルなのかどうか、正直、私ではわかりません。第3回までなら、養成講座だけでも合格できたと思うのですが、第4回試験の結果からわからなくなりました。養成講座での学習以上の知識を問う問題が多かったからです。そのため、今後は、養成講座プラスアルファの学習が、試験対策として必要なんだろうと思います。


ただ、プラスアルファの学習を進める前に大事なことがあります。過去問を解くこと。

過去問を解くことで、どんな形で、どんなことが問われるのか、わかります。

また、過去問を解くことで、自分の得意、不得意がわかります。

そのうえで、プラスアルファの学習を進めましょう。


学科の試験対策として、次の3冊は必読です。


キャリアコンサルティング 理論と実際 4訂版

キャリアコンサルティング 理論と実際 4訂版

新時代のキャリアコンサルティング―キャリア理論・カウンセリング理論の現在と未来

新時代のキャリアコンサルティング―キャリア理論・カウンセリング理論の現在と未来

新版 キャリアの心理学―キャリア支援への発達的アプローチ

新版 キャリアの心理学―キャリア支援への発達的アプローチ


このブログでも、何回も紹介してきましたが、特に、木村先生、渡辺先生の本からは過去、何度も出題されています。また、「新時代のキャリアコンサルティング」は、キャリア理論、カウンセリング理論で最新のものも含めて、簡潔に整理されています。


労働経済、労働行政、キャリア教育などの知識は厚労省や総務者のホームページから報告書や白書がダウンロードできます。概要でいいので、ダウンロードして目を通しましょう。ダウンロードの際は最新のものをダウンロードしてください。

統計などの数字は、出題時期によって変わることが多いはもちろん、その内容やかきっぷりも変わります。対策講座でまとめられた資料が配布されることもあるかもしれませんが、統計の数字、傾向などのかきっぷりは直接、元の資料を見ておいたほうがよいです。なぜなら、書いてあるそのままが出題されることがあるからです。


学習方法や学習スタイルは、ひとそれぞれだと思います。記憶力が強い、暗記が得意という方もいれば、そうではないひともいます。

社会人の方が多いので、過去、自分がとってきたやり方でいいと思います。


私の場合、このブログの過去記事にもありますが、ポイントだけ書いたり、イメージにしたりということをボツボツやってました。


キャリアコンサルタント試験の学科は70点以上で合格です。この点、しっかり押さえましょう。何が言いたいかというと、100点も70点も合格という点では同じということです。

100点目指す必要はありません。

学科は知識を増やせばそれだけ点に結びつくため、やればやっただけ成果が出る性格の試験です。なので、報われやすいところに時間をかけやすいのですが、そこは割り切ってやる必要があると思います。

確かに、第4回で、出題の配分も知識の範囲も変わったことは事実です。ただ、70点という合格ラインは変わりません。もちろん、ハードル自体は上がっているため、過去よりも時間は必要だと思います。ただ70点とればいいという条件は変わりません。


キャリアコンサルタント試験は、学科だけの合格ではあまり意味はありません。実技も合格して初めて合格です。

この全体感を忘れないようにしましょう。


また、試験場では、学科がうまくいかなくても、すぐに頭を論述試験に切り替えましょう。後を引かないことが大事です。