キャリアコンサルタント学習ノート

キャリアコンサルタントの学習記録

キャリアコンサルタント試験合格体験記(2) 資格取得の意志を固める

資格を取ると決めるには、まず、その資格に興味をもったきっかけがあったはずです。

新聞で取り上げられていたとか、たまたまキャリアコンサルタントと知り合った、あるいは、転職の際に非常にしんみになって話を聴いてくれたなど、ひとそれぞれにキャリアコンサルタントに興味をもったきっかけがあったと思います。

私の場合は、大学のスクーリングで、やたらとロープレをやってほめられたことで、カウンセリング関連の資格を取りたいと思った、というのが元々ありました。ただ、ダイレクトにキャリアコンサルタントに興味をもったのはこの資格が国家資格になったということでした。少子高齢化社会のなか、いかに生産性を高めていくかという国家的な命題がかかげられ、また、国をあげてキャリアコンサルタントを増やしていく計画のようだと知って、この流れは大きな流れであることは間違いないし、今後、期待がもてる資格かもしれないと考えたのです。

こうしたきっかけがあって、資格について調べていくのですが、こうした行動につながるのは、何か自分のなかに課題があり、その課題がこの資格を取ることで解消されるような、そんな期待感を感じているからでしょう。

キャリアコンサルティングのプロセスで、一番最初に自己理解を深めることが位置付けられていますが、資格を取ろうと決める際にも自己理解はとても大切なステップになります。

私の場合は、上記のスクーリングによって、カウンセリングをやりたいという思いはありました。ただ、どこかでこの年齢で一から何かを始めるというのも億劫な年代です。ただ、私が今勤めている会社には退職金がありません。年金制度に対しての不安も抱えています。このまま今の会社につとめていたところでその先が見えません。会社の経営方針にも納得がいかないところがあります。そうした、将来に対しての漠然としたモヤモヤ感。それを抱えていたところでのキャリアコンサルタントの国家資格されるという知らせ。


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受けるかどうしようか?


この選択にあたっては、その資格を取ることでどんなことが期待できるのか、ということと、一方で、取れますか?という、2つの問いがあります。

どれだけ魅力に感じていても、やり切れる自信がなければあきらめることになるだろうし、やり切れるとは思うけれども、取ったところで役に立つことがないなら、時間やお金を使う気にはならないはずです。

資格に対する魅力もやり切る自信もひとそれぞれでしょう。知識や経験がなくても、とにかく取るんだという気持ちの強さで、試験まで乗り切るひとはいますし、能力はあってもそこにかける余裕がないというひともいるはずです。

そう考えると、資格を取ろうと決めるにも、いろいろと制約はあるのです。

お金の面、時間の余裕、これまでの経験、知識、場合によっては家族のことも考えないといけない。仕事のことも気にかけないといけない。

ここで、どれだけ真剣に考えていたかで、資格取得への動機の強さが変わってきます。動機の強弱で合格まで乗り切れるかどうかが変わってくるのです。

そして、これは自分で決めるしかありません。ほんとうに自分が納得して、自分で決めたことはそうそう諦めないものです。自己成就という心理が働くからです。

ひとからすすめられて、というだけではそこまでのモチベーションは長続きはしません。