学科のカウンセリング理論を学ぶ意味
キャリアコンサルタントの講座では、カウンセリング理論がカリキュラムに組み込まれています。なぜでしょうか?
そもそもが、という話なのかもしれませんが。
精神分析、行動分析、ロジャーズ、論理療法、認知療法、現実療法、ゲシュタルト療法といろいろな理論を学習するわけですが、これ、なんか意味あるんでしょうかね?
もちろん、何かしらの意図があって、カリキュラムに組まれているはずですが、どんな意図なんだろうか?
厚労省が出している表を確認すれば、その意図は意図として確認はできます。
これはカウンセリングに限らず、他の分野にも共通するのですが、私は、なぜ、これを学ぶのかという腹落ちを大事にしたいと考えます。このことは、特にキャリアコンサルタントを始め、ファイナンシャルプランナーでも、社労士でも、資格取得の学習をするときに非常に大事なことだと思います。
腹落ちしていれば、つまり、これを学ぶ理由が納得できていれば、より効率的に学習は進むし、また、記憶の定着や知識の応用力も違ってきます。
腹落ちしていないと、なかなか頭には入らないし、応用が効きません。
キャリコンの学科試験は択一式です。択一式だからこそ、知識の応用が必要になります。また、択一式だからこそ、ちゃんと整理して、系統的に記憶しておく必要があります。
厚労省の意図を理解しておくに越したことはありませんが、腹落ちするというのは自分にとってという視点が不可欠です。
さて、では、カウンセリング理論を学ぶ理由は何でしょうか?
理由は1つではありませんし、だれにとっても正解だという答えはありません。もちろん、試験に受かるためという答えもあっていいのです。ただそれ以外にありませんか?