キャリアコンサルタント学習ノート

キャリアコンサルタントの学習記録

解決志向アプローチについて

みんな元気になる対人援助のための面接法―解決志向アプローチへの招待

みんな元気になる対人援助のための面接法―解決志向アプローチへの招待


試験も終わり、前から興味のある解決志向アプローチの本を読み始めました。
解決志向の教科書といえば、大部でDVD付きのものがあり、それも一緒に購入しました。ただ、あまりにも大きく分厚いので、まずは概要をつかもうと「対人援助のための面接法」から読み始めました。
まだ途中ですが、解決志向アプローチのキーワードの解説とともに、ロープレや事例もあって、とてもわかりやすい本です。
渡辺昌平さんや松尾さんが、ブリーフセラピーや解決志向アプローチに着目されていることもあり、以前から興味は持っていましたが、試験に専念するため、今までちょっと手を出さずにいました。ただ、この本を読むと、キャリコンでのロープレとそうそう大きく変わるものではないと感じました。
解決志向というと、スケーリングクエスチョンやミラクルクエスチョンといった、質問技法がクローズアップされるように思ってましたが、質問の前に、やはり傾聴なんだなあと思います。傾聴ができていないと、というのは関係構築ができていないと、スケーリングクエスチョンもミラクルクエスチョンも役に立たない、というか切れ味が効かない。むしろ、共感をベースに成り立つアプローチだと思います。
この本だったら、もしかして、試験準備にも役に立ったかもしれない。
というのは、特に関係性の部分、クライエントの態度を把握するのには、これは参考になるなと思いました。