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キャリアコンサルタント学習ノート

キャリアコンサルタントの学習記録

キャリアコンサルタントへの期待と役割

キャリアコンサルタントの国家資格化には、少子化の進行に伴う労働人口の減少という現実的な予測と、持続的経済成長の維持という政治的命題が背景としてあります。日本の労働生産性の低さはつとに指摘されてきました。今まで仮に一人で100万円稼ぎ出していたものを200万円稼げるようにしたい。日本人一人ひとりが仮に、今までよりもより多く稼げるようになれば、労働人口が減っていったとしても、経済成長は維持できるだろう。そのように考えた日本政府は、では、どうすれば国民の生産性を上げることができるのかを考え、いろいろと策を打ち出してきました。キャリア形成補助金高齢者の雇用延長、女性活躍支援法など、雇用政策に関連する打ち手がどんどん打たれており、キャリアコンサルタントの国家資格化もその一つなのです。

この本の表題にある「働き方改革の担い手」とは、そうしたキャリアコンサルタントの背景を如実に表現しています。「働き方改革」を国が掲げるのは、ひとえに生産性向上が目的です。また、この言葉はワークライフバランスダイバーシティー、健康経営とも繋がりを持ったものです。今や、両立は育児や介護だけではありません。自己啓発や副業まで両立を支援しようという企業も存在します。女性が中心を担う職場は珍しいものではなくなりましたし、高齢者、外国人と職場はますます多様化しています。そして、「働き方改革の担い手」となることをキャリアコンサルタントが期待されているとしたら、それは、キャリアコンサルタントが「自分らしい生き方の支援者」であるから、というのが答えなのでしょう。

 

『キャリアコンサルタント』は、キャリアコンサルタントって何?どんな資格?どうすれば取得できるの?どういう役に立つの?という疑問に、適切に答えられている本だと思います。