本当に心を傾けるとはどういうことか?
キャリアカウンセリングとメンタル 心に不安を抱える人へのサポート力向上に (Parade books)
- 作者: 松尾一廣
- 出版社/メーカー: パレード
- 発売日: 2016/11/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「キャリアカウンセリングとメンタル」を読み返して、刺さった言葉。
本当に心を傾けるとはどういうことか?
私の現在の課題は、この問いに収斂され、包括されるように感じる。
この問いの前では謙虚にならざるをえない。
著者の松尾氏はとても謙虚な方であり、その人柄はこの本に如実に表れている。
フリーライターからキャリアカウンセラーに転身され、クライエントと向き合う中で精神疾患を持つ方たちの支援へと進まれた。その途上で精神保健福祉士を取得され、今もブリーフセラピーやソリューションフォーカスなど自己研鑽を積まれている。
本当に心を傾けるとはどういうことか?
カウンセラーはかかわり行動や傾聴を体得する必要があることは言うまでもないが、なぜ体得する必要があるのか、その理由は上記の問いにある。だが、かかわり行動や傾聴を体得することでこの問いに応えたことにはならない。この問いを自ら問い続けていくものなのだろう。つまり、この問いは実践として応え続けていく問いなのだろう。