キャリアコンサルタント学習ノート

キャリアコンサルタントの学習記録

JCDAか?それとも協議会か?

※受験を経験してあらためてこのテーマで別記事書いてます。こちらも合わせてご確認いただければ幸いです。

2017/07/09/試験機関の選択について

http://amq87-coaching.hatenadiary.jp/entry/2017/07/09/%E8%A9%A6%E9%A8%93%E6%A9%9F%E9%96%A2%E3%81%AE%E9%81%B8%E6%8A%9E%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6


キャリアコンサルタントの各試験機関から次回の受験案内がアップされています。

キャリア開発協会(JCDA)は今週木曜日から、キャリアコンサルタント協議会は来週月曜日から、受験申請の受付開始です。

私が通っている養成機関からは受験に必要な書面は追って配付されるものと思いますが、さて、どちらで受験するのが良いのか、迷うところです。

JCDA系統の養成機関であれば、JCDAで受験するのが順当ではないかと考えていたのですが、すでに公表されている第1回、第2回の試験結果を確認しておくことにしました。

細かい数値は、各機関のホームページに掲載されていますので、割愛します。

(参考)

 キャリアコンサルタント協議会 合格発表|CC協議会 キャリアコンサルタント試験

 キャリア開発協会


キャリアコンサルタント試験は、学科、実技に分かれそれぞれ個別に受験することができます。そのため、学科、実技に分けて、試験結果が掲載されています。

両者を比較すると、受験者数は、第1回、第2回ともキャリア開発協会の方が多く、第2回ではキャリアコンサルタント協議会の受験者数 学科662名、実技804名に対し、キャリア開発協会は学科1248名、実技1569名とほぼ倍近く差があります。合格率はキャリアコンサルタント協議会は学科77.2%、実技74.3%に対し、キャリア開発協会は学科74.8%、実技59.4%となっています。

受験者数が増えれば合格率が下がるのは、まあまあうなづけることだと思います。

学科はどちらの機関でも同一問題が出題されるので、合格率の差は受験者数の違いということで説明がつけられそうな感じです。

一方、実技の方は受験者数だけでは説明できないように思えます。平均点でもキャリア開発協会の方がキャリアコンサルタント協議会よりも低いことも気になります。実技は論述、面接ともそれぞれの機関で問題形式に違いがあります。また、面接の合格基準では、キャリア開発協会は「主訴・問題の把握」「具体的展開」「傾聴」のいずれも40%以上、キャリアコンサルタント協議会では「態度」「展開」「自己評価」のいずれも40%以上と記されています。

ちなみに、受験資格別で「養成講習修了者」だけで実技の合格率を見ると、キャリア開発協会は63%(受験者880名中、557名合格)となり上記よりは上がります。キャリアコンサルタント協議会では76%(384名中293名合格)には及びませんが、しかし、ここでも受験者数は2倍の差があります。

 

このように見てくると、どうやら、両機関の合格率の差は受験者数の違いに大きく影響されているようだと思えます。

さて、受験資格別には「技能検定の片方合格者」があり、ここでは、キャリア開発協会は受験者31名中13名合格、キャリアコンサルタント協議会は受験者97名中79名合格、受験者数が逆転します。かつ、合格率も大きく違います。技能検定受験経験者については、キャリアコンサルタント協議会の方が有利であると言えそうです。一方、養成講習修了者では、どちらが有利とも一概には言えません。

結論として、やはり、現在学んでいる養成講習と近い機関を選択するのが試験対策上良いのではないかと感じます。

1点気になるのは、第4回の実技面接の日程です。学科・論述は、どちらも5月28日なのですが、実技面接は、キャリア開発協会が6月3日、4日なのに、キャリアコンサルタント協議会は6月10日、11日と時間的に余裕があるのです。1週間の差をどのように評価するかが鍵になるかもしれません。