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キャリアコンサルタント学習ノート

キャリアコンサルタントの学習記録

認知行動療法の実際

伊藤絵美認知行動療法入門講義」(公益財団法人矯正協会)の上巻を読みました。

上巻は、認知行動療法とは何か、認知行動療法をどのように進めるかが解説されています。伊藤さんの本は、平易な言葉で、実践的な場面を念頭に、語りかけるように書かれているので、とてもわかりやすい。おそらく、オフィスに勤務されている方にも、このように丁寧に具体的に指示されているんだろうなと想像します。

ふだん、使用されているいろいろなシートを提示しながら、このシートでは何をクライアントに伝えるのか、この箇所には何を書くのか、また、臨床例をあげて、この場合にはこのシートにはこう書くといったレベルで書いてあるので、なるほど、ふむふむと、読み進めるうちに自分でも使える気にさせてくれます。そこが、認知行動療法を理解するポイントなのだなと感じます。

認知行動療法は、セラピストに施されるものではないんですね。セルフヘルプを目指す療法。なので、セラピストはクライアントが自分で技法を使えるようにしていくことが目標。そのためには、クライアントが、その効果を実感しながら、技法を習得していくことがとても大事。

認知行動療法は、様々な技法群で構成されているので、そのなかからクライアントにあった技法を選択し、教えていくのがセラピストの役割。なので、この本では、心理教育という言葉が何度も出てくるが、それは認知行動療法そのものが持つ特徴でもあるのでしょう。

下巻は、認知再構成法と問題解決法の講義です。