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キャリアコンサルタント学習ノート

キャリアコンサルタントの学習記録

大事な、大事なかかわり行動

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週二回、同じ時間に何回も顔を合わせてると、馴染みになってくる。

が、いつも初顔合わせだと意識するようにしたい。


ロープレを重ねてくると、言い換え、伝え返し、質問などの技法を意識するようになってくる。技法を習熟することは確かに大事だが、それもかかわり行動ができていてこそ、だと感じる。


かかわり行動をとることは対面者への関心を示すと同時に、相手にチューニングすることでもある。でなければコミュニケーションは起きない。

ところが、クラスになれてくると、すでにコミュニケーションが成立しているために、かかわり行動が忘れられてしまうような気がする。



本日のロープレ

ジョブカードがテーマではあったが、全く使わず、20分、転職するかどうかの話を聞いた。クライアントが提示しない限り、こちらから求める必要はないと思ったので。

転職を考えたきっかけから、今の仕事の状況などいろいろ聴いた。

どんどんと話すクライアント役であったので、要約を間にはさみながら進めた。

自分のスキルと経験の幅を広げたい、本人は企画系の指向性がある、現職では企画よりもコネの営業が評価されそのことに納得がいかないなどヒアリングし、今までの経験をベースにしてスキルや経験を広げたいのか、それともまったく違う経験を積みたいのかという選択に行き着き、最後にクライアント役から年収という言葉が出たところで時間になった。

おそらく、クライアント役の主訴に触れようとしたところであったと思う。年収という言葉に隠された意味に終わった後に気づく。この言葉は前半でも一度出てきたのだが、そのときには引っかかりが私の中で起きなかった。これまでの経験を深めるのか、それとも幅を広げたいのであれば違うフィールドもありかといったことは主訴ではない。すでにクライアントはそれに対する答えをもっている。なぜ年収にこだわるのか? こだわる理由があるのではないか? そう考えると、面談の展開はまったく違った方向に進んでいくことになるだろう。

むしろ、そのような選択の前に、クライアントの現在の事情がある。年収を下げてまで転職はしたくない。というより、下げられないのだろう。何があるのかはわからないが、年収を下げられない状況にはありつつも自分のキャリアアップを図っていきたいという思いもある。

やっとクライアント役の主訴が現れ始めるのに20分かかった。

本来、60分の面談だと考えると、このあとはキャリアデザインを立てるという具体的な作業に入り、そこでやっとジョブカードの確認を行っていくのだろう。


面談の展開としては間違ってはいない。そう思うが、果たして、20分の展開としてこの内容が妥当なのだろうか? もっと早くにクライアントの主訴に近づけたのではないか? 

今日のロープレ

時間、6分。

相手は先輩キャリアコンサルタント

設定は、28歳、女性、契約社員

相談は職場の人間関係に悩んでいるとのこと。

クライアントは12月から現在の電力会社に契約社員として入社。職場には正社員2名のほか、パート社員3名。

人間関係に悩んでいるとのことだが、具体的にはランチの時にパート社員に声をかけられ一緒に昼食をとるのだが、その時に正社員の悪口を聞かされ、それが嫌でたまらないようだ。どんなことを話しているのかとたずねると、内容も思い出したくないらしい。よほど、嫌なんだということはわかったので、では、誘われても断ることはできないのかと質問しようとしたところで、時間切れ。


ここまでが6分間で聞き出せたこと。


テーマは信頼関係の構築。


だが、嫌だという感情だけを引き出しただけで終わったような気がする。

振り返って、他にも聴くことはあったのではないか?例えば、誰かに相談しましたか?とか、だが、なかなか思いつかない。


冒頭、クライアントは、

「言いにくいことなんですが」といい、

「職場の人間関係で悩んでいまして」

「具体的にどんな悩みですか?」という応答の後に、上記のランチの話が出てきた。

ここで聴くことをやめた気がする。というのは、普段会社でのランチ風景が思い浮かび、ああ、よくある話だなとクライアントの話を評価していたのだ。すると、自分の頭に浮かんだイメージをベースにクライアントへ応答を続け、最後までそのイメージから離れられなかった。そのため、クライアントのネガティヴな感情を引き出しただけに終わった。


ここに、自分の女性に対しての固定観念が出ているような気がする。

声かけられたら嫌でもつきあわないといけない、ことわったらどんな嫌がらせされるかわからない、女子の間ではよくあることでしょと決めつけていた気がする。それも、ロープレの最中には気づかなかったが、無意識に、その固定観念のなかで応答していたのだと思う。ジョハリの窓で言えば、知らない自分が出ていた、ということか?


今、ロープレを思い返すと、最初のクライアントの発話である、「いいにくいことなんですが」が気にかかる。そこに、クライアントの主訴が隠されているように思う。クライアントが「いいにくい」と感じていたことは何なのだろうか?ランチで悪口を聞かされるのが嫌だと感じることにためらいがあるからか?あるいは、男のひとにはわからないとクライアント自身が感じているから、なのか?

何れにしても、クライアント自身にとっての重大さを示している。そうだとするなら、今回のロープレに共感は成立していない。それ以前に、共感的な態度を示していない。

あらためて共感的理解は難しい。

今回の課題は技法レベルのことではない。

50代の女性がEAPの相談機関に行った時の話をしていたが、二十代女性の相談員に対応され、その若さで私のことがわかるわけがないと思ったという話をしていた。これも固定観念だ。ひとはそのひと独自の世界観を持つ。だが、その世界観をそのひと自身が知らないこともある。共感の前に立ちはだかる壁は、自分が意識していない、自分に染み付いた世界観なのだ。




信頼関係を構築することはカウンセラーが責任を持って行う役割

カウンセリングにおいて、信頼関係はその土台となるものであり、効果的な支援のために不可欠な条件。だが、それだけでは十分ではない。

カウンセリングの非日常性は、周囲には開示できなかったり、開示しづらいことをアカの他人に話すということと始まりがあり終わりがあるという契約関係に求められる。

ふつう、会ったこともない他人に、自分のことを相談することはありえない。だが、カウンセラーとクライアントという役割関係のなかでは、家族にも友人にも話さないことが話題になる。クライアントがこのひとになら話そうという気にさせる、そういう雰囲気づくりがカウンセラーの役割である。クライアントが信頼感と安心感を抱き自分の話を進めるための場づくりにカウンセラーは注力する必要がある。そのための手段が傾聴であり、その目的はクライアントとの信頼関係の構築と維持である。

また、カウンセリングの目的がクライアントの自己成長にあり、その支援がカウンセラーの仕事だが、カウンセラーがクライアントの役に立つためには、クライアントの語りが十分に展開される必要がある。問題は何か、それは何が問題なのか、クライアントがカウンセラーに期待していることは何かを、カウンセラーが理解する必要がある。クライアントが話さない限りは、カウンセラーは手の施しようがない。繰り返しになるが、クライアントが語るためには、カウンセラーに対して信頼感、安心感をクライアントが感じている必要がある。

信頼関係は不可欠な条件ではあるものの十分条件ではないという理由は、それだけではカウンセリングの目的が果たせないからだ。

ロープレでの学び方

現役キャリアコンサルタントのロープレは、技法のレパートリーを間近に見れるいい機会ですね。

講師の方のロープレは先週初めて見せてもらったが、今日はティエーの方を見せてもらった。

場面はインテークで、技法としては「いいかえ」、「リフレクション」を主に使っている印象がある。質問はほとんど使っていない。2つの技法からクライアントの体験がより具体化されていくように感じた。


とはいえ、ロープレは誰がやっているのも勉強になる。


同じ受講生で、質問を巧みに使い、クライアントからまとまりのあるストーリーを引き出すひともいる。

言葉だけでなく、表情によってクライアントと波長を合わせるのが上手いひと。

仮説を立てながら、クライアントの反応を見て柔軟に切り口を変えていけるひと。


自分のロープレを振り返ると、どうも、じれったく感じることが多い。いまいち、クライアントの自己理解を促せていないように感じる。


次回、中間テストです。


マイクロカウンセリング復習しとこう。



体験学習と並行して考えたいこと

今、応用実習では、カウンセリングの体験学習の段階です。ここではカウンセラーとしての自己理解を進めることと自分のカウンセリングでのクライアントに対するかかわり方がテーマであり、キャリアコンサルティングのプロセスに一貫する基本姿勢を身につけることが目的だと理解しています。

確かに、全体観に立つとキャリアコンサルティングがカウンセリングだけで解決することではなく、社会環境や労働市場や労働政策の理解、キャリア心理学や産業組織心理学などのキャリア論の知識も必要だし、具体的なスキルとして履歴書、職務経歴書などの書類作成や面接などの指導スキルも身につける必要があります。

さらに、キャリアは職業だけにとどまらず、ライフキャリア、つまり、中長期的なスパンで、ひとの生活空間全体を視野に入れて考えたとき、養成講習の範囲だけにとどまらない拡がりが見えてきます。

結構、気が遠くなるような話ですね。

ただ、この拡がりのすべてが試験範囲ではない、ということは知っておいていいと思います。

むしろ、養成講習で学ぶことをベースにしつつもそれを超えて自分ができること、やりたいことをあらためて見つめ直す。その時期がいずれくる。そういうことからいえば、今はキャリアコンサルタントとしての自分をどうやって売っていくか、そのためにできること、できないことを確認している時期だともとらえられそうです。


応用実習の実際

ロープレは楽しいな。

やはり、小芝居が好きなんだなあ。

と自分で自分の嗜好を感じます。

応用実習に入ると、ロープレなどワークが中心になります。

コンサルタントとクライアント、オブザーバーの役割を順番に演じていくのですが、クライアントをやるときは、ときどき困ることがある。相手役のコンサルタントに合わせて話題提供するような器用な真似はできないし、まるっきりのウソも申し訳ないと思いつつ、時間も限られているため、そのばでとりつくろうようなことをします。まあ、練習台だからなんでもいいやといい加減な性格がここで出てしまうのですが、中には真剣に今自分が抱えている不安を話される方もいて、そんなときは、なんか、謙虚ではない自分が嫌になったりするのです。

ロープレは体験学習のひとつなので、正解はないと思います。実際、うまくできない、失敗だという点が見つかれば見つかるほど、学びは大きいのです。

確かに、キャリアコンサルタントの試験を考えると正解があるようにも感じないわけではないのですが、だから、なおのこと、応用実習のなかで、改善するところが見つかる方がいいのです。


今日の改善点は?